YYC(ワイワイシー)は婚活事業を展開する東証一部上場企業、株式会社IBJの子会社が運営する人気出会い系アプリの1つ。
元々はライブドアが立ち上げて、その後LINEグループ、mixiグループ、そして現在のIBJグループと超有名企業の傘下を渡り歩いてきた老舗大手サービスですね。
YYCもハッピーメールと同じく、多くの出会い系アプリ評価サイトや出会い系ランキングでオススメされているため、どちらを選べばいいか迷うかもしれません。
というわけで2024年、本当に使えるのはどっちなのか、ハッピーメールの評判と評価と同じ項目でYYCを採点し、白黒ハッキリさせたいと思います!
YYCとハピメ比較結論&採点表
お急ぎの方のために結論から言ってしまうと、ひいき目ナシにハッピーメールの完勝です。
まず、決定的なのがアクティブ会員数の差。女性が日々、掲示板に書き込んでいる募集投稿数を計測すると、ハピメの方がYYCより3倍近くも多い。活気が全然違います。
コスト面もハピメの圧勝。実はYYCってポイント購入時の消費税をユーザーが負担する仕組みなのでメッセージ1通送信55円、プロフ閲覧11円。ハピメはメッセージ1通50円、プロフ閲覧無料。
メール1通当たり5円安い点でも、女性のプロフィール見放題(=足あと付け放題)な点でもハッピーメールのポイント消費の方が断然少ないんです。
会員登録時に最大でもらえる無料お試しポイント量も、当サイト限定特典を含めるとハッピーメールの方が1,205円分=メッセージ送信20通以上分も多く、最初から断然有利。
更に安心安全面でも、YYCには電話問い合わせ窓口がないのに対し、ハピメはメール問い合わせはもちろん電話問い合わせにも24時間対応。サポート力が違います。
サポートについてはハッピーメールも2020年に電話サポートを終了し、現在はメールサポートだけになりました。そのため、ともに9点で同点に修正しました。
YYCはポイント制出会い系サイトとしては珍しくアダルトカテゴリー(大人の出会い探し)がなく、ピュアカテゴリー(真面目な友達・恋人探し)専門という個性がありますが…
実際にはデリ業者や割り切り・援助交際目的も結構紛れ込んでいて、どうもコンセプトが曖昧。
正直、ピュアな出会いならペアーズなどの定額制の恋活婚活マッチングアプリの方がおすすめだし、アダルトな出会いならハッピーメールの方が圧倒的に強いという中途半端なポジションに陥ってます。
というわけで、採点結果は下の一覧表の通り。ほぼ全ての項目でハッピーメールがYYCを上回る結果になりました。
厳しく言ってしまうとハピメ・ワクワクメール・PCMAXの3強を押しのけてYYCをおすすめする理由/メリットは見当たらず、どうしても4番手扱いになりますね。
■YYCとハピメ比較採点表
評価項目 | YYC | ハピメ |
---|---|---|
運営年数(10点) | 10点 | 10点 |
会員数(10点) | 8点 1600万人 | 10点 3500万人 |
料金(10点) | 7点 メール55円 プロフ閲覧10円 お試し495円 | 9点 メール50円 プロフ閲覧無料 お試し1700円 |
男女比(20点) | 16点 | 18点 |
会員の質(20点) | 16点 | 18点 |
安心安全(10点) | 9点 | 9点 |
口コミ(20点) | 16点 | 18点 |
総合(100点) | 82点 | 92点 |
公式サイト |
ここからは両者の特徴と違いをもっと詳しく知りたい人のために、採点理由についてより深く突っ込んで解説していきます。
運営年数
■YYC 10/10
■ハッピーメール 10/10
YYCはライブドアが創設した前身のワイワイクラブから数えて、約20年もの歴史がある老舗出会い系サイトです。2001年創設のハッピーメールと同じく、文句なしに満点評価。
会員数
■YYC 8/10
■ハッピーメール 10/10
YYCの公式サイトによれば累計会員数は1600万人。ハッピーメールの3500万人と比べれば5割程度ですが、出会い系業界の中では最大級の規模の大手なのは間違いなし。
ただ、実は公式発表の「累計」会員数には退会した人達や幽霊会員も大量に含まれていて、現状の出会いやすさを推し量る指標としてはあまり使えません。
そこでピュア掲示板に書き込まれた女性の投稿数を比較してみます(東京都、同日21:00~24:00の投稿数)。
・ハピメ 89件
・ワクメ 48件(参考)
ご覧のように、実際に活動しているアクティブ会員数には、もっと大きな差がありそうです。
YYCの公式発表の会員数は1600万人と多いのに、1000万人とうたっているワクワクメールより、女性のピュア掲示板への書き込みが少なく活気がない…。次の口コミの通り、過疎化が進んでますね。
マッチングアプリのYYC、目立ちたがり屋の会う気0の女たちがライブ配信で盛り上がってる以外は過疎ってるな
— 虎 Twitter
巷の出会い系紹介サイトの評価がそこそこ高い割に、YYCを使ってみると、どうもマッチングしにくいと感じるのは、このアクティブ会員数の少なさが理由の1つだと思います。
実際にはハッピーメールの半数以下のユーザーしかいないのではないでしょうか。ここはハピメの圧勝でしょう。
料金
■YYC 7/10
■ハッピーメール 9/10
YYCとハッピーメールは1P当たりの料金が違うので注意です。
YYCは1P=1円と思っている人が多そうですが、実は1P=1.1円と消費税10%分高い設定なんです。これは盲点で紹介サイトでもあまり触れられていません。でも、メッセージ送信料金なども変わってきますよ。
一方のハッピーメールは1P=10円。これを踏まえて料金を評価します。
まず、YYCのメール送信は50P。金額に換算すると50P×1.1円=55円になります。ハピメは5P=50円。実はYYCのほうがメッセージ1通あたり5円高いってことです。次の口コミの通りですね。
YYCってメール送信のポイント高くなった??
昔はもっと安かった気がするんだが、、、
ハピメとかワクワクの方が安いのねー— さとう@塩胡椒少々 Twitter
次に、YYCのプロフ閲覧は10Pなので金額換算で11円。ハッピーメールは無料。この差は僕ら男の行動に強く影響します。
YYCで100人のプロフィールを見れば1,100円かかります。どうしても心理的にセーブがかかり、閲覧人数が少なくなりがちです。
でも、ハピメのほうはお金を気にせず、大勢のプロフィールを好きなだけ見て相手を選べるんですよね。
また、プロフを見る=足あとを残すという意味でもあります。足跡が返って来た女性、つまり自分に興味をもってくれた女性にファーストメールを送るのは、効率的に出会うセオリー。
そんな点でもプロフ閲覧有料と無料の差は大きいのです。
更にYYCでもらえる初回会員登録時の無料お試しポイントは最大でわずか450P=495円分。ハッピーメールは当サイトの限定特典50Pも含めると最大170P=1,700円分。
ハピメのほうがYYCより1,000円以上、メッセージ数にすると20通分以上も多く無料お試しポイントをもらえます。
メッセージを1通送るだけで数百円も取る悪質な出会いアプリが多いことを考えれば、YYCも十分に良心的な料金設定ですが、ハッピーメールと比べてしまうと物足りなさは否めません。
男女バランスの良さ
■YYC 16/20
■ハッピーメール 18/20
男女バランスは出会いやすさを左右します。出会い系サイトやマッチングアプリでは女性比率2割台なら合格点、3割台なら優良、4割台は超超優良の部類。それだけ女性優位の世界ってことです。
YYCはかつて男女それぞれの会員数をオープンにしていました(PC版のログイン画面に表示:ただし2023年現在は非表示)。これはポイント制出会い系アプリとして希少であり、その姿勢自体は評価できます。ただーし!
僕は昔からYYCの男女比を追っていましたが、長年、女性2割前後だったのに、数年前のある日を境に男性の数が一気に50万人も減り、逆に女性の数が50万人も増えてバランスが激変…。
いやー、現実的には起こりえない大変動です。こーゆー数字の操作をされると、信頼ガタ落ちですよ(^_^;)
というわけで、2019年3月時点では下の画像のように、男性1,498,956人、女性1,002,540人で女性比率4割になっていましたが…
使用感からはそんなに高いとは思えず、実際には昔とほぼ変わらず、女性比率2割前後ではないかと僕は見ていました。
ちなみに2020年9月時点の表示をチェックしたところ、次の画像のようになっていました。
2019年3月と比べ、引き続き男性が6万8千人も減る一方で、女性がなんと11万5千人も増えて、結果女性比率44%に上昇。本当に成長している出会い系アプリなら、男女ともに増えていくのが普通なので、完全に怪しいですね(^_^;)
また、YYCの場合、人口の少ない地方(田舎)では女性会員数がかなり少なく、物足りなさを感じると思います。
一方ハッピーメールは男性と女性の数は非公開ですが、マッチング率から推測するに、恐らく女性3割前後でしょうか。少なくとも、YYCより出会いやすいのは間違いなし。
あとはハピメの方が宣伝に力を入れているため認知度が圧倒的に高く、田舎でも比較的女性会員が多い点も強みと言えます。
邪魔者(サクラ・業者・CB)の存在
■YYC 16/20
■ハッピーメール 18/20
出会い系の邪魔者とはサクラ、業者、キャッシュバッカー(CB)のこと。
YYCは上場企業のIBJブランドを傷つけるわけにはいきませんから、ハピメと同じく、サクラは使ってません。ここは問題なし。
ただ、YYCにはアダルト掲示板がない分、デリ業者や割り切り・援助の紛れ込みはハッピーメールより少ない印象です。
一方で、キャッシュバッカーはハピメより多くいます。業界全体として取り締まりを強化した結果、2023年、キャッシュバッカーってほとんどいなくなってますが、YYCにはまだ残党がいる感じです。
Jメール、メルパラ、YYCは本当にCBが多いですね😅
— 恭介 Twitter
というのも、キャッシュバッカーが小躍りしそうな好条件の女性限定キャンペーンを実施しているため。
まず、YYCの場合、女性はメール返信1通につき3マイル貯まります。楽天Edyに交換すると1マイル=0.6円分なので、3マイル=1.8円分。ハピメの場合はメール返信1通2円なので、ほぼ一緒です。
でもYYCは月1回程度、男性とメールを2往復するだけで100マイル=60円もらえる女性限定キャンペーンをやるんですよ。
2往復ずつ30人とやり取りすれば、3000マイル貯まり、楽天Edy1800円分と交換できるわけです。だから、メッセージのやり取りがすぐに途切れてしまう子が、他の出会い系に比べて非常に多い…。
各社、キャッシュバッカーを減らす方向で条件を絞っている中、これだけ甘~いボーナス企画をやっているとこって、今どきYYCぐらいじゃないかと。
とにかく女性が大勢いるように見せたいという運営の方針なんでしょうが、小遣い稼ぎ目的の冷やかしがいくら増えても意味ないので、もう、やめればいいのにと思うんですけどね。
YYCはログインするだけで足あと、ウィンク、タイプ、いいね!などが結構つきます。
これ、ほとんどがキャッシュバッカー、残りは業者と見ていいと思います。メッセージが来る割には出会いに結びつかないのはYYCの弱点と言えますね。
ちなみに、YYCはアダルトカテゴリーを廃止してピュアカテゴリー専門になった、ポイント制出会い系アプリとしては異色の存在。
でも本当にアダルト目的の利用者がいなくなって、ピュア特化型として機能しているかと言えば正直そんなことありません(^_^;)
例えば女性のプロフィールには「バスト」の項目があったり(←本物のピュア特化型の恋活婚活マッチングアプリには絶対無い項目)、どうもコンセプトが中途半端なんですよね。
実際にデリ業者や割り切り・援助っぽい人達も結構紛れ込んでますし。その点もアダルトカテゴリーとピュアカテゴリーに分かれているハピメの方が、かえって相手の目的や質を見極めやすいと感じます。
安心安全
■YYC 9/10
■ハッピーメール 9/10
YYCの強みはやはり東証一部上場の(株)IBJグループという点。IBJの子会社ダイバーズが運営しています。ちなみにダイバーズは婚活専門マッチングアプリのユーブライドも運営している会社ですね。
ハピメの運営会社(株)アイベックに比べるとIBJの方が知名度があるので、一般的にはYYCの方が安心感が強いと思います。
ただ、実際のサポート体制はハッピーメールの方が手厚い…。
YYCの問い合わせはメールのみで、電話窓口はありません。昔はあったんですが、現在は閉鎖されました。対してハピメはメールサポートはもちろん、電話受付も24時間体制。今、電話も24時間のマッチングサービスって、ハピメぐらいですよ。
企業ブランドから来る安心感はYYCに軍配ですが、実質はハピメの方がユーザーサポートにより熱心だと感じます。
口コミの評判
■YYC 16/20
■ハッピーメール 18/20
まず、TwitterなどのSNSで調査しても、そもそもYYCの口コミの投稿数自体がハッピーメールの口コミの投稿数に比べて非常に少ない…。これは解説した通り、アクティブ会員数の差が理由でしょう。
YYCの口コミの内容としては、やはりここまで触れてきた「サクラが多い(←実際にはサクラではなくキャッシュバッカーや業者ですけどね)」「思ったより人がいない」「料金が高い」などの声が目立ちます。
もちろん「出会えた」という口コミもありますが、ハッピーメールの評判と相対的に比べてしまうと、点数を下げざる得ません。
ハッピーメールとYYC比較まとめ
■YYC総合点 82/100
■ハッピーメール総合点 92/100
こうして比べてみると一目瞭然。結構な実力差があると思います。
YYCも優良出会い系アプリの1つには違いないのですが、比較対象がハピメとなると、出会いやすさもコストもかなり見劣りします。戦う相手が悪いという感じでしょうか。
複数のサービスを同時に使うのがポイント制出会い系攻略のセオリーなので、両方利用するのもアリですが、YYCはあくまでサブ。
メインサイトとして、ポイントを多めに投入する価値があるのはハッピーメールの方だと思うわけです。