ワクワクメールはハッピーメールとよく比較される老舗のポイント制出会い系アプリ。PCMAXとともに出会い系御三家の1つに数えられる名門ですね。
そもそもワクワクメールの社長さんはハッピーメールの社長さんに薦められてサービスをスタートさせたという裏話も聞いたことがあります。
長い年月が経過して差別化されたものの、料金体系やシステムで似た面も多いのは、そんな経緯が背景にあるのかもしれません。

では、2020年、ワクメとハピメで本当に使えるのはどっちなのか?ハッピーメールの評判と評価と同じ基準で採点してみたいと思います。
一目で分かる!比較採点表
まず、最初に結論から。ワクワクメールとハッピーメールの実力は本当に拮抗していて、僅差でハッピーメールの勝利。
特に出会い系選びで大事な出会いやすさとコストに関する項目(男女バランス・会員の質・料金)の評価は正に五分五分ですね。
ハッピーメールが「会員数の多さ」と「安心安全(電話サポートも24時間対応)」の2項目で、わずかに上回った感じです。
評価項目 | ワクメ | ハピメ |
---|---|---|
運営年数(10点) | 10点 | 10点 |
会員数(10点) | 8点 800万人 |
10点 2000万人 |
料金(10点) | 9点 サービスポイント多い |
9点 写真閲覧1枚無料 |
男女比(20点) | 18点 約7:3 |
18点 約7:3 |
会員の質(20点) | 18点 パパ活多め 年齢層低め |
18点 業者多め 年齢層広い |
安心安全(10点) | 9点 電話時間制限アリ |
10点 電話24時間対応 |
口コミ(20点) | 18点 | 18点 |
総合(100点) | 90点 | 93点 |
公式サイト |
■プロモーション動画比較
ワクワクメール | ハッピーメール |
---|---|

それでは、ここからは1つ1つの評価項目について、より詳しく比較、解説していきます!
運営年数
■ハッピーメール 10/10
ワクワクメールのサービス開始は2001年。ハッピーメールと同じ年度の少し遅れたスタートですが、運営年数はもう19年になります。
続々と登場するマッチングアプリの中で、1年以上継続するサービスって、実はごく少数。ましてや15年越えともなると、ネットのマッチングサービス業界全体を見渡しても実際10サイトもありません。
この実績は既存会員を満足させつつ、新規登録会員を増やし続けてきた証であり、素直に高評価。両者ともに満点でいいでしょう。
会員数
■ハッピーメール 10/10
2020年3月時点の累計会員数はワクワクメール850万人。ハッピーメールは公式発表で2000万人なので、ワクメの2.4倍の規模です。
と言っても大事なのは、退会済みの人や幽霊会員を含めた累計会員数より、実際に活動しているユーザーの数。このアクティブユーザー数はともに非公開です。
そこで、同日21:00~24:00にピュア掲示板に投稿された女性の書き込みの数を比べてみました(調査エリア:東京都)
・ハッピーメール 89件
あくまで目安ですが、2.5倍までは行かないまでも、2倍弱ぐらいの差はありそうですね。ココはハッピーメールに軍配。ワクワクメールは9点とします。
ただし、出会い系の実力を評価する上でもっと重要なのは、単純な数じゃなくて男女バランスと会員の質。これは後の項目で見ていくことにします。
料金
■ハッピーメール 9/10
出会い系アプリで最もポイント消費が多いメール送信は、ワクメ、ハピメともに優良サービスの相場通り1通5P=50円です。
ただ、ワクメは全ての女性に対してメッセージ送信1通5P消費ですが、2018年からハピメは登録1週間以内の新人女性へのメールのみ7P=70円に値上げ。
この施策によってハッピーメールでは新人女性に対しての競争率が下がるメリットはあるものの、料金的にはワクワクメールがやや有利になりました。
次に特筆するべきは、両者とも、他の大手出会い系アプリが皆10円取っているプロフィール閲覧も無料な点です。
元々はワクワクメールが業界の先陣を切って無料化に踏み切り、ハッピーメールだけが追随した形。これは長年、業界を牽引してきた両雄の取り組みとして評価したいですね。
プロフ閲覧無料だと、単にコストが下がるだけじゃなく、検索して相手を探す時にポイントを気にせず沢山の候補の中から検討できるメリットも大きいんです。足あとを付けまくる作戦も無料ですし。
近頃の出会い系紹介サイトには、なぜかココを軽視した評価が多いんですが、本当に使い込んでいる人なら、この有り難みを実感しているはずですよ。
更にハッピーメールはプロフィール写真1枚目(メイン写真)の閲覧も無料。ワクワクメールは2P=20円かかります。ちなみにPCMAXは3P=30円もかかります。
プロフィールに写真があれば、拡大して鮮明な画像で見たくなるのが人間の心理ですから、この差は大きいですね。
新人女性へのメッセージ送信料金の差とメイン写真閲覧料金の差を加味してポイント消費を総合的に見ると、写真閲覧無料の方がメリットが大きい分、ハピメがやや優位という感じでしょうか。
次にポイント購入時にオマケでもらえるサービスポイント量を比較してみます。2020年3月時点の最も安い決済方法(ワクワクメールはクレジットカード決済、ハッピーメールはPayPal決済)の料金は次の通り。
購入金額 | ワクメ | ハピメ |
---|---|---|
500円 | - | 55P |
1000円 | 130P | 110P |
2000円 | 260P | 230P |
3000円 | 400P | 400P |
5000円 | 700P | 700P |
10000円 | 1500P | 1500P |
20000円 | 3000P | 3000P |
30000円 | 4500P | 4500P |
40000円 | 6000P | - |
50000円 | 8200P | - |
※注…ワクワクメールのおまけ分はS(サービスポイント)で提供されますが、分かりにくくなるためPでまとめています。
2000円以下の購入だとワクワクメールが有利ではあるものの、3000円~30000円まで全く互角のサービスポイント量。
ただ、実はワクワクメールには過去3ヶ月のポイント入金合計金額に応じて特典を受けられる「クラス」制度があり、一番下のノーマル会員でも購入金額の10%分がモバイラーズ(M)で還元されます。モバイラーズは10Mで1S(=1P)に交換できます。
となると、5000円購入で700P+500M(=50P)となり実質750P=7500円分(1.5倍)のポイントが手に入るってことです。
PCMAXのように、たま~に1.5倍増量キャンペーンをやって購入を煽る出会い系もある中、ワクメならノーマル会員でも5000円以上の購入で常に1.5倍。10000円以上なら1.6倍。ハピメも充分良心的ですが、サービスポイントの多さではワクメに軍配です。
料金面はポイント消費ではハピメ優位、無料ポイント量ではワクメが優位で、総合的にはほぼ互角と評価しました。
余談ながら、時々、おすすめ出会い系アプリとしてYYCを一押ししている紹介サイトを見かけます。でも、同じ料金を使っても、ワクメ・ハピメの方が遙かに長い期間遊べるし、出会えますよ。
なんせプロフィール閲覧が無料だけに、YYCよりポイントの減りが遙かに遅いし、ポイント購入時のオマケも遙かに多い。その上、出会い系として最も大事なマッチング率もずっと高い。
ちょっと辛口になりますが、そんないい加減な情報を見ると、この管理人は本当に実際利用して評価しているのかなと首をひねってしまうわけです。
男女バランスの良さ
■ハッピーメール 18/20
ポイント制出会い系アプリの中でも、ワクワクメールもハッピーメールも女性の集客に特に力を入れているサービスです。
ともに大人の出会い目的だけではなく、ピュア(恋人や友達探し)目的の女性が多いのが強み。御三家の中でも、かなりアダルトに偏ったPCMAXとちょっと違う感じです。
正確な男女比は不明なので、僕の使用感でしか語れませんが、ピュアのマッチング率はほぼ互角で拮抗していると思います。同点!
会員の質(邪魔者の存在)
■ハッピーメール 18/20
ともにガラケー時代からサクラを一切雇わない健全運営をしていますが、デリ業者はハッピーメールの方が多めです。
ワクワクメールには「セルフィー認証」という本人確認の審査があります。これ、やるやらないは自由ですが、年齢確認とは別に、公的身分証の氏名・住所以外の情報を全開示して本当に本人かどうかを照合する仕組みです。
セルフィー認証をやると、アイコンとプロフィール詳細に認証済みバッチが表示されます。これによって業者が身分証を使い回す不正が抑制されるし、自分が認証をすれば信頼性が増して有利に恋活できるわけです。
現状、本人確認を導入しているのは、ポイント制出会い系アプリの中で唯一ワクメだけ。
優良と言われるアプリの中でも、健全化への取り組みに最も熱心と言っていいと思います。それだけに業者の紛れ込みもハピメより少ないんでしょうね。
また、ワクワクメールには貯めたポイントを換金できるキャッシュバック制度がない分、キャッシュバッカーっぽい反応もハピメの方が多めでしょうか。
ワクメにもプリペイドカードや景品に交換できる制度はあるので、冷やかしはゼロではないですけどね。
ただ、そもそも2020年、業界全体でキャッシュバッカーの存在自体がほぼ絶滅しているので、ここは両者とも気にする必要ないかなと。
もう1つ、お金を騙し取るだけのキャッシュバッカーとは違うので邪魔者とまでは言い過ぎかもしれませんが、パパ活女子についても触れておきます。
まず、ハッピーメールの場合、現在はパパ活禁止になったので基本的には少ないです(※禁止ワードをすり抜けてパパ活しているコはいますけど…)。
一方、ワクワクメールの場合「パパ活」の掲示板投稿を容認しているので、女子大生などの若い子中心に、パパ活目的のコがハピメより断然多い。
「足ながおじさんで満足」という男性にとってはメリットですが、逆にそんな関係意味無いし求めてないという男性には邪魔者と感じるかもしれませんね。
まとめると、会員数はハピメの方が2倍以上多いものの、業者や冷やかしはやや多め。ワクメの方がより信頼性の高い会員に絞られている感じ。ただ、パパ活女子はワクメの方が多いので、関係ない人は注意です。
どちらがいいかは個々の目的によっても違うので甲乙つけがたく、同点とします。
安心安全
■ハッピーメール 10/10
24時間サポートをうたいつつ、実際にはメール窓口のみという出会い系アプリがほとんどの中(PCMAXもYYCも電話を閉鎖しました)、ワクワクメールもハッピーメールもちゃんと電話窓口を設けています。
男性にとってはあまり関係ないかもしれませんが、ともに女性ユーザーを大切にしている方針の表れと見ていいでしょう。メールの対応も両者、迅速丁寧で文句なし。
ただ、ハッピーメールは人気出会い系アプリの中でも唯一電話も24時間対応。ワクワクメールは10:00~19:00対応です。その分だけハピメを高い点数にしました。
また、両方とも法律を守ってインターネット異性紹介事業の届出や年齢確認をきっちりやっています。これは本来やるのが当たり前なんですけどね。
口コミの評判
■ハッピーメール 18/20
ワクワクメールの方が出会えるという口コミもあれば、ハッピーメールの方が出会えるという口コミもあります。でも僕の実績で言えば、マッチング率は本当に互角で甲乙つけがたい感じなんですよね。
ただ、邪魔者のところでも触れたように、業者が多いという悪い評判はハピメの方が多いし、実際その通りと感じます。最大手だけに何かとターゲットにされる面もある気がしますけどね(^_^;)
あと、口コミではありませんが、出会い系紹介サイトで薦めている人が多いのは間違いなくハピメの方。これはマッチングアプリとしての実力差というより、ワクメの宣伝の方が控えめな影響が大きいのではないかと。
どちらの評判がいいか決定的な判断を下すのは難しく、ココはドローにしておきます。
ワクメとハピメ比較総まとめ
■ハッピーメール総合点 93/100
総合点はわずか3点の僅差でハッピーメールの勝ち。一応の結論は出しましたが、正直言って、はっきり白黒つけにくいというのが僕の本音。ここまで読んでいただいたのにスイマセン(^_^;)
なんせ出会いやすさ、ピュアの強さ、良心的な料金設定、サポートの充実度など、とにかく両横綱という感じで拮抗してるんですよ。
どちらか1つならハピメですが、システムもよく似ているので、結局は併用がベストだと思うわけです。ポイント制のメリットは複数かけ持ちできることですからね。